レア・アースで未来を拓く

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事業内容

レア・アースとは?

レア・アースとは?

レア・アースは「希土類」とも呼ばれ、元素番号57のランタン(La)から71のルテチウム(Lu)までのランタノイドにスカンジウム(Sc)とイットリウム(Y)を含めた17元素の総称です。
その名前から「稀」なものと思われがちですが、実際は可採年数(確認埋蔵量を毎年の生産量で割ったもの)や地核中の濃度は鉛や亜鉛などよりも多いほどです。
レア・アースを有効に利用していくことによって、その新しい機能による技術革新や、構造材の耐久性の向上や、電気・電子機器におけるエネルギーの利用効率のアップなど、従来の技術への飛躍的な効果も期待されています。

レア・アース

何に利用されているのか?

レア・アースの最初の工業的利用はライターの「発火石」でした。当時はまだ精製分離技術が発達していなかったため、複数の元素が混ざった希土類混合塩もしくはミッシュメタル(合金)のまま使用されていました。
1960年代になり精製分離が可能になり、各々のレア・アースの持つ「特性」が明らかになりました。工業化としては「カラーTVブラウン管の蛍光体」や「カメラの高屈折レンズ」の用途を皮切りに、「高性能永久磁石」や「充電式電池」にてオーディオ・パソコン・デジタルカメラなどのデバイスの小型軽量化に貢献。さらに近年では水素吸蔵合金や磁歪合金の原料としても注目されています。

省エネ・地球環境に貢献するレア・アース

レア・アースが「未来を担う資源」として注目されている理由の一端に、「省エネ・地球環境に貢献する資源」であるという事があげられます。

ハイブリッドカーはレア・アースを使った「高効率な永久磁石モーター」、「安全クリーンなニッケル水素電池」が存在して初めて世に出ました。また、自動車の排ガス浄化触媒やそのハニカムにもレア・アースが使用されており、世の中のエネルギーを効率良く活用しています。
また、安全でリサイクル可能なデバイスを開発する上でこれからも益々無くてはならない資源です。

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